まな先生解説
こころ質問
すい要点整理
- 世帯の使用量ごとに、月いくら上がり、何kWh分にあたるのか
- 暖房の見直しで埋まるのは何割で、いくら残るのか
- 託送改定の乗せ方によって、自宅の負担はどちらに振れるのか
この冬の上乗せは2段階:補助終了と託送料金改定の時期
| 使用月 | 請求月の目安 | この記事で扱う変化 |
|---|---|---|
| 10月使用分 | 11月請求 | 値引き3.5円/kWhがなくなる |
| 11月使用分 | 12月請求 | 託送料金改定の反映が始まる可能性(会社しだい) |
世帯別:冬に月いくら上がり、何kWh分にあたるか

- 補助終了分:9月使用分の値引き3.5円/kWh×使用量
- 託送改定分:エネがえるの試算(2026年8月25日)を使用量で比例させた概算。同試算では、月230kWhの家庭で税抜の一次影響が月約246〜458円(エリアにより差)です。同試算は、これが請求額の予測ではないと明記しています
- 燃料費調整額の毎月の変動と、税込・税抜の違いは含めていません
| 世帯の目安 | 月の使用量 | 補助終了分 | 託送改定分(税抜・概算) | 月の上昇額 | 取り戻すのに必要な削減量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 単身 | 150kWh | 525円 | 約160〜299円 | 約685〜824円 | 約22〜27kWh |
| 2人 | 260kWh | 910円 | 約278〜518円 | 約1,188〜1,428円 | 約38〜46kWh |
| 4人 | 400kWh | 1,400円 | 約428〜797円 | 約1,828〜2,197円 | 約59〜71kWh |
注意
託送改定分は、税抜の他社試算を使用量に比例させた概算です。実際にいくら、どの項目に反映されるかは電力会社しだいです(4つ目の章で比べます)。
暖房1℃で埋まるのは何割か:世帯別の残り額
| 世帯の目安 | 必要な削減量 | 暖房1℃(1台)で埋まる割合 | 埋まらない残り(月) |
|---|---|---|---|
| 単身 | 約22〜27kWh | 約36〜44% | 約386〜525円 |
| 2人 | 約38〜46kWh | 約21〜26% | 約889〜1,129円 |
| 4人 | 約59〜71kWh | 約14〜16% | 約1,529〜1,898円 |
改定が基本料金に乗るか単価に乗るかで、負担はどう変わるか
- 単価型:影響をすべて電力量料金(1kWhごとの単価)に乗せる。エネがえる試算の平均で約1.07〜1.99円/kWhの上乗せになり、上の表の「託送改定分」と同じです
- 基本料金型:230kWh家庭の影響額(月約246〜458円)を、使用量に関係なく基本料金に一律で乗せる
| 世帯の目安 | 単価型の上乗せ | 基本料金型の上乗せ | 差(基本料金型−単価型) |
|---|---|---|---|
| 単身(150kWh) | 約160〜299円 | 約246〜458円 | 約86〜159円 高い |
| 2人(260kWh) | 約278〜518円 | 約246〜458円 | 約32〜60円 安い |
| 4人(400kWh) | 約428〜797円 | 約246〜458円 | 約182〜339円 安い |
- 使用量が少ない家:基本料金の改定額を最優先で比べる
- 使用量が多い家:使用量の多い段階の単価の改定額を最優先で比べる
埋まらない残りを契約で埋める:11月以降の料金表で比べる手順
- 改定の開始日と、どの使用月から反映されるかを確認する
- 基本料金と電力量料金(段階ごと)のうち、どれがいくら変わるかを書き出す
- 「変わる単価×自宅の冬のkWh+基本料金の差」で、自宅の月の増加額を出す
- 他社の改定後の料金表で同じ計算をし、暖房の章で出した「埋まらない残り」と比べる
- 解約金、燃料費調整額の上限の有無、市場連動型かどうかを確認してから決める
| 確認する項目 | 見る理由 | 注意点 |
|---|---|---|
| 基本料金の改定額 | 単身など使用量が少ない家に効く | 基本料金型なら月100円前後の差になりうる |
| 段階別単価の改定額 | 使用量が多い家に効く | 冬のピーク月のkWhで計算する |
| 反映の開始月 | 11月使用分からとは限らない | 比べる会社どうしで同じ月にそろえる |
| 市場連動型かどうか | 冬は卸価格が上がりやすい | 単価の上限がない場合は慎重に |
| 解約金・契約期間 | 切り替えの得が消えないか | 年間の差額と比べる |
- □ 自宅の使用量に近い行で、月の上昇額と必要な削減kWhを確認した
- □ 暖房1℃で埋まる割合と、埋まらない残り額を確認した
- □ 自宅の使用量が230kWhより多いか少ないかで、基本料金と単価のどちらを優先して比べるか決めた
- □ 契約中の会社のお知らせで、変わる項目と開始月を書き出した
- □ 他社の改定後の料金表と、冬のピーク月のkWhで比べた
エアコン買い替えは上昇分の穴埋めになるか:損益分岐
| 本体価格の差額(仮定) | 回収年数の目安(差額÷2,760円) |
|---|---|
| 1万円 | 約3.6年 |
| 3万円 | 約10.9年 |
| 5万円 | 約18.1年 |
補足
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の契約を勧めるものではありません。料金・制度は変わることがあるため、各電力会社と公的機関の最新の発表をご確認ください。
最終確認日:2026年9月28日




